【高島屋】 「魔法の洗面器には効果が認められない」としておわび

価格１万円も計１８万個大手百貨店の高島屋が３日付の一部朝刊で、「魔法の洗面器」に関するおわび広告（謹告）を出した。
公正取引委員会から景品表示法違反（優良誤認）での排除命令を受けてというのだが、そもそも「魔法の洗面器」って何なのか。
問題の洗面器はアルミニウム合金やポリプロピレン製で、浴室や台所に置いたり、普通に使ったりするだけで、「銀イオン」や「亜鉛イオン」が発生し、カビや細菌を抑えるとうたったもの。
高島屋は昨年１月発行の通信販売用カタログ「きっとあるわよ」の中で、「浴室で洗面器として使うだけでカビを抑制してくれる」と宣伝していた。
同種の洗面器はメーカー３社が製造販売し、高島屋のほか、総通（日本直販）、ベルーナ、ＱＶＣジャパンなど１０社が「びっくり湯桶」「イオンパワーのおけ」などの名称で通信販売していた。
小売価格は８０００円から１万円強と洗面器としては破格の値段だが、これまでに計約１８万個、約１５億円分が販売された。
ところが、公正取引委員会が１３社から表示の裏付けとなる資料を提出させたところ、カビを抑制する合理的な根拠は認められないとして６月２９日、排除命令を出していたというオチ。
高島屋は昨年８月に販売を終了しており、安全性に問題はないとしている。
ちょうど梅雨どきだけに、ホントにカビがはえないなら画期的な商品だが、やはりマメに風呂掃除するしかないということで…。
ZAKZAK2007/07/0
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070310.html